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首都直下地震 見逃された危機
 
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首都直下地震 見逃された危機 



巨大地震”神奈川に危険な予兆…最大で“震度7”も

2012.01.04

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伊勢原断層【拡大】

元日の午後からやや強い地震に見舞われるなど、年が明けても列島の地下は不気味に動いている。
前回の東日本大震災といわれる大地震が発生した9世紀は全国各地で強い地震が相次いだため、一連の活動
はしばらく続きそうだ。そんななか、「3・11」後、発生リスクが急上昇したとみられる「ある断層」に専門家が注目
している。場所は神奈川県で、過去にも最大震度7で首都圏に壊滅的な被害をもたらしただけに警戒心を強めて
いるのだ。

のどかな寝正月に水を差された。1日午後2時28分ごろ伊豆諸島の鳥島近海を震源とする地震では、
東京23区や宮城県岩沼市など東北から関東地方にかけての広い範囲で震度4を観測。
規模はマグニチュード(M)7・0と大きかったが、370キロ(推定)という震源の深さに救われ、大きな被害はな
かった。

いったい、日本列島周辺ではいつまで活発な動きが続くのか。
1000年に一度といわれる東日本大震災は、“前回”の発生後にも大地震が相次いでいたそうだ。
『地震の日本史』(中公新書)の著書がある地震考古学の第一人者、寒川旭氏は「869年、東北地方を中心に大
津波をともなう巨大な貞観(じょうかん)地震が発生した。
880年には中国地方で出雲地震、887年には津波で大被害を出した南海地震があった。
現在は大地震が相次いだ9世紀と似ているのかもしれない」と指摘した。

なかでも寒川氏が注目するのが、貞観地震の約9年後に関東南部で発生した大地震だ。
菅原道真らが編纂(へんさん)した『日本三代実録』にはこの地震の被害が記されている。現在の神奈川県や東
京都にあたる相模国、武蔵国ではすべての建物が壊れ、地面は落ち込み、道路は不通、多数の圧死者が出た
という。地震の規模はM7・4、最大震度7と推定される。
寒川氏は「神奈川県伊勢原市を南北に走る伊勢原断層か、相模トラフ(海底盆地)周辺で発生したとの説がある」と解説する。

特に警戒すべきは直下型地震を起こす伊勢原断層だ=図。伊勢原断層は、相模原市の西部から厚木市、
伊勢原市などを経て、平塚市北部に至る活断層。長さ約21キロで、ほぼ南北方向に延びている。
政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は、伊勢原断層がM7・0の地震を起こした場合の予測を立ててい
る。これによると、震源に最も近い伊勢原市、厚木市で震度7。相模原市、平塚市の一部で震度6強の激しい揺
れ、横浜市や都心部など首都圏の広い範囲で震度5強-5弱の強い揺れに見舞われる。

神奈川県では伊勢原断層について、「次の活動まで千数百年以上の時間がある」と評価。地域防災計画に伊勢
原断層での地震をもとにした被害想定は盛り込んでいない。
ただ、似たタイプとして県西部で発生するM7・5は想定している。人的被害は死者1500人、重傷者9770人。
全壊の建物11万7600棟で、経済的な被害は約14・1兆円に達する。
伊勢原断層の周辺には相模原市(71万人)、平塚市(26万人)、厚木市(22万人)と人口の多い自治体が分布
するだけに、被害は県の想定より大きくなるとみられる。

「伊勢原断層を震源とする地震が必ず起きるかどうかは分からない。ただ、東日本大震災の影響を受け、首都圏
直下のどこかで大きな地震が発生する危険性は高まっている」と寒川氏。9世紀の大震災では発生10年以内に
神奈川直下の大地震が起こったが、今回はどうなるのか。

■さんがわ・あきら 独立行政法人「産業技術総合研究所」招聘研究員。1947年、香川県生まれ。地震考古学
の第一人者として知られる。東北大大学院修了。理学博士。京都大防災研究所客員教授などを歴任した。
『地震の日本史 増補版』(中公新書)、『秀吉を襲った大地震』(平凡社新書)など著書多数。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120104/dms1201041543005-n1.htm





[検証!首都防災] 「液状化」と「木造住宅密集地域」



[検証!首都防災] どうなる?東京湾の津波対策







2009年9月1日(火) 午後10時00分~10時49分
総合テレビ

首都直下地震 見逃された危機

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内閣府ノHP「首都直下地震対策」より「地殻内の浅い地震」
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_syuto/syuto_top.html

3)  地殻内の浅い地震 M6.9直下型

  ① さいたま市直下
  ② 千葉市直下
  ③ 川崎市直下
  ④ 横浜市直下
  ⑤ 立川直下(多摩地域)
  ⑥ 羽田空港直下
  ⑦ 市原市直下
  ⑧ 成田空港直下
  ⑨ 都心東部(霞ヶ関)直下
  ⑩ 都心西部(東京都庁)直下

以上の地域で、地震が発生したとして被害想定をしているようです。
知っていました?
これを見ると首都圏のどこにいても直下型地震に見舞われる危険性がある。





〔神奈川県〕伊勢原断層および北武断層群に関する調査

〔神奈川県〕伊勢原断層に関する調査

神奈川県伊勢原市を中心に伊勢原断層の調査が行われました。トレンチ調査は伊勢原市日向、平塚市北金目
の2ヵ所で、他にもボーリング調査や物理探査などが行われました。調査結果は、以下のようになりました。

断層の長さは、清川村煤ヶ谷を北限とし平塚市北金目を南限とする約13㎞です。
断層の構造は、東傾斜約50~60°、東上がりの逆断層です。
最新の活動時期は、紀元前50年頃~西暦1707年(宝永の富士山噴火による火山灰の降下)の間と推定され
ます。
再来間隔は、約3300~5000年と推定されます。
断層が活動した場合の地震規模は、最大でM7クラスと想定されます。

(神奈川県地震対策課)





伊勢原断層の長期評価について

平成16年3月10日 地震調査研究推進本部 地震調査委員会

伊勢原断層の評価

伊勢原(いせはら)断層は、神奈川県中部から中南部にかけて分布する活断層である。
ここでは、平成7年度に神奈川県によって実施された調査をはじめ、これまでに行われた調査研究成果に基づい
て、この断層の諸特性を次のように評価した。

1.断層の位置及び形状

伊勢原断層は、丹沢山地の東縁の神奈川県津久井郡津久井町から愛甲(あいこう)郡愛川町、愛甲郡清川村、
厚木市、伊勢原市を経て、平塚市北部に至る断層である。長さは約21kmで、ほぼ南北方向に延びており、断層
の東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層である(図1、2及び表1)。

2.断層の過去の活動

伊勢原断層の平均的な上下方向のずれの速度は、約0.3-0.4m/千年と推定され、最新の活動は5世紀以
後、18世紀初頭以前にあった可能性がある。活動時には断層の東側が西側に対して相対的に2m程度隆起し
た可能性がある。本断層の平均的な活動間隔は4千-6千年程度であった可能性がある(表1)。

3.断層の将来の活動

伊勢原断層は、全体が1つの活動区間として活動する場合、マグニチュード7.0程度の地震が発生すると推定
される。また、その際、断層近傍の地表面では東側が西側に対して相対的に2m程度高まる段差や撓(たわ)み
が生じる可能性がある(表1)。伊勢原断層の最新活動後の経過率及び将来このような地震が発生する長期確
率は、表2に示すとおりである(注1、2)。

4.今後に向けて

伊勢原断層の過去の活動履歴や平均活動間隔に関しては、精度のよい数値が得られていない。
よって、これら過去の活動に関して、精度の高い資料を得ることが望ましい。

表1 伊勢原断層の特性

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表2 伊勢原断層の将来の地震発生確率等

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1.伊勢原(いせはら)断層に関するこれまでの主な調査研究

花井(1934)は、丹沢山地の東側山麓に分布する断層帯に関して検討を行い、断層帯西端の上野原-伊勢原線の南部に位置する南北走向の断層を、伊勢原断層と呼称した。
今永ほか(1982)は、伊勢原断層の南部にあたる平塚市赤坂付近の沖積地内において、断層トレースを挟む2地点でボーリング調査を行い、既存のボーリング資料と併せて、本断層の活動履歴に関する検討を行った。その後、松田ほか(1988)は、今永ほか(1982)のボーリング地点間を補完する形で群列ボーリング調査を実施し、微化石分析等に基づいた詳細なコア解析結果をもとに、伊勢原断層の最新活動時期や平均活動間隔に関する新しい事実を明らかにした。
神奈川県(1996)は、愛甲郡清川村煤ヶ谷(すすがや)以北では、明瞭な変位地形や断層露頭が認められないことから、煤ヶ谷以南から平塚市北金目(きたかなめ)までの13kmの区間を活断層と認定した。そして、同区間において、反射法弾性波探査、トレンチ調査、群列ボーリング調査等を行い、活動履歴について詳細な検討を実施した。
高田ほか(2003)は、伊勢原断層の中部に位置する伊勢原市宮下において、ボーリング調査と指標テフラの同定を行い、本断層の地下構造や平均変位速度を推定した。
伊勢原断層の位置を示した文献としては、上記のほかに活断層研究会編(1991)、東郷ほか(1996)、及び中田・今泉編(2002)等がある。

2.伊勢原断層の評価結果

2.1 伊勢原断層の位置・形状

(1)伊勢原断層を構成する断層

伊勢原断層は、丹沢山地の東山麓から伊勢原台地の西縁に沿って、神奈川県津久井郡津久井町から、愛甲郡
愛川町、愛甲郡清川村、厚木市、伊勢原市を経て、平塚市北部に延びる活断層である(図1、2)。
清川村宮ヶ瀬から煤ヶ谷にかけての区間は、概ね北西-南東方向に延び、東郷ほか(1996)、中田・今泉編
(2002)により推定活断層とされている。北端部付近の愛甲郡愛川町半原(はんばら)では、主断層の北東側に
長さ2-2.5km程度の2条の副次的な断層が平行に配列し、全体として幅4-5kmの断層帯をなす。
一方、煤ヶ谷より南では、本断層は概ね北-南方向に延びる活断層とされている(東郷ほか,1996;中田・今泉
編, 2002)。また、厚木市峰岸の東方には、長さ3.5km程度の南北走向の推定活断層が存在する
(中田・今泉編, 2002)。

なお、活断層研究会編(1991)では、本断層北端部の愛甲郡愛川町付近から、長さ40km程度の鶴川断層が
北西に延びるとしているが、その大部分は確実度Ⅲとされ(活断層研究会編, 1991)、中田・今泉編(2002)
にも活断層として記載されていないことから、ここでは評価の対象としない。
また、伊勢原断層の南方延長上には、長さ3km程度の公所(ぐぞ)断層がほぼ南北方向に延びる(活断層研究
会編, 1991)が、本断層はずれの向きが伊勢原断層と反対に東落ちを示すことから、伊勢原断層とは異なっ
た形成過程を持つと考えられる。よって、ここでは本断層の評価には含めないこととした。

伊勢原断層の位置は、松田ほか(1988)、活断層研究会編(1991)、神奈川県(1996)、東郷ほか(1996)、
中田・今泉編(2002)等に示されている。煤ヶ谷以南に関しては、各文献とも位置は概ね良い一致を示す。
ただし煤ヶ谷以北については、神奈川県(1996)では明瞭な変位地形を伴わないとして活断層と認定していない
等、その活動性に幾つかの見解がある。ここでは、本断層の位置は主に中田・今泉編(2002)に基づき、南端部
に関しては神奈川県(1996)に従った。名称は活断層研究会編(1991)によった。

(2)断層面の位置、形状

伊勢原断層の長さ及び一般走向は、副次的な断層の北端を本断層の北端とみなし、本地点と南端とを直線で結んで計測し、約21km、N-Sとした(図2)。
断層面上端の深さは、断層による変位が地表に現れていることから0kmとした。
断層面は、伊勢原市日向(ひなた)で神奈川県(1996)が実施した反射法弾性波探査断面に基づくと、地下1-1.5km付近において第三紀の地層の上に基盤が乗り上げる構造が推定され、この付近と地表の断層崖とを結んで約60°で東傾斜と推定される(図3)。なお、伊勢原市宮下で実施されたボーリング調査結果では、地表付近の断層面の傾斜は約40°と推定され(高田ほか, 2003)、平塚市北金目の反射法弾性波探査結果においても、断層面の傾斜が浅部に向かって相対的に低角度となる傾向が認められている(神奈川県, 1996)。
断層面の幅は、地震発生層の下限の深さが約15kmであること(後述)、及び地下浅部(約1.5km以浅)の断層面の傾斜から、15-20km程度の可能性がある。

(3)断層の変位の向き(ずれの向き)(注9)

伊勢原断層は、松田ほか(1988)、中田・今泉編(2002)、高田ほか(2003)等に示された断層変位地形や神
奈川県(1996)による反射法弾性波探査結果に基づくと、東側が西側に対して隆起する逆断層と考えられる。
なお、横ずれ成分を示す直接的な資料は認められないが、地震観測結果より、伊勢原断層周辺はフィリピン海
プレートの沈み込みの影響を被ると判断されることから、本断層は左横ずれセンスを伴う可能性もある。


2.2 伊勢原断層の過去の活動

(1)平均変位速度(平均的なずれの速度)(注9)

高田ほか(2003)は、伊勢原断層の中部にあたる伊勢原市宮下において、伊勢原断層の断層面を抜くボーリング調査を行い、指標テフラ等の高度差から伊勢原断層の平均変位速度について論じている(図4、5)。ここでは、断層面を挟んで上・下盤で共に確認された富士吉岡軽石層(約7万-8万5千年前:注10)の、最も下位の層準間の高度差(約26m)に基づき、伊勢原断層の平均上下変位速度を約0.3-0.4m/千年と推定した。
神奈川県(1996)は、伊勢原断層の中部の伊勢原市日向で群列ボーリングを実施し、武蔵野礫層上位面(約4万年前)形成後の本断層の平均上下変位速度を0.22m/千年と推定した。ただし、神奈川県(1996)では、群列ボーリングの一部区間の高度差(約8.7m)を基に平均上下変位速度を計算している。しかしながら、実際には、撓曲帯全体にわたる武蔵野礫層上位面の高度差は約11.1mと推定され、この値を用いると平均上下変位速度は約0.28m/千年となる。なお、本地点の東側にも活断層が並走する(神奈川県, 1996)ことから、断層全体としての平均上下変位速度はさらに大きくなる可能性がある。
今永ほか(1982)は、伊勢原断層の南部にあたる平塚市赤坂において、断層トレースを挟んだ2地点でボーリング調査を行い、既存ボーリング結果と併せて検討を行った。そして、沖積層下の埋没段丘〔吉沢(きっさわ)面:約13万年前〕の高度に約32mの差が認められることから、最終間氷期以後の平均上下変位速度を0.25m/千年と推定した。また、松田ほか(1988)は、今永ほか(1982)のボーリング地点間を埋める形で群列ボーリング調査を行い、約7千年前(ここでは、暦年補正値6千9百年前をならして約7千年前とした。)の海成層の上面に1.6m程度の高度差を認め、約7千年前以後の平均上下変位速度を0.23m/千年とした。
また、神奈川県(1996)は伊勢原断層の南部の秦野市鶴巻と平塚市岡崎の2地点において、断層を挟んで2本のボーリングを掘削し、コア試料の対比を行った。その結果、断層の両側で下末吉海成層上面(約12万年前)やKMP-8火山灰に相当する砂礫層上面(約8万年前)に、各々高度差24.1mと16.7mが認められたことから、本地域の平均上下変位速度を0.20-0.21m/千年と推定した。ただし、沈降側(秦野市鶴巻)のボーリング地点は、推定される断層線から1km程度離れていることから、地形面自体の傾斜を考慮すると、平均上下変位速度は若干大きくなる可能性がある。
なお、神奈川県(1996)は、厚木市峰岸周辺において写真測量調査を行っている。本結果に基づくと、約2-3万年前の立川面に約4.0mの変位が認められることから、伊勢原断層の平均上下変位速度は0.13-0.20m/千年と推定される。ただし、この値は写真測量に基づいたものであり、ここでは参考値として扱う。また、神奈川県(1996)は、約5万年前の箱根東京軽石層を変位基準として、平塚市岡崎(駒形神社付近)のジオプローブ調査結果から、平均上下変位速度を約0.16m/千年(最大高度差約8m)としている。ただし、調査地域付近では箱根東京軽石層堆積時には既に一定の高度差があったと推定されるため、これらについても参考値とする。

ここでは、伊勢原断層の平均上下変位速度を、本断層の中部にあたる伊勢原市宮下で得られたボーリング調査結果(高田ほか, 2003)を基に、約0.3-0.4m/千年と推定した。また、本断層の南部では0.25m/千年程度と、本断層の中部に比べてやや低い平均上下変位速度を示す可能性がある。

(2)活動時期

a)地形・地質的に認められた過去の活動

① 赤坂地点

松田ほか(1988)は、伊勢原断層南部の平塚市赤坂で群列ボーリングを実施した結果、約7千年前の海陸遷移
面が1.6±0.6m東上がりに変位し、延暦・貞観(じょうがん)年間のテフラ層準を含む複数のスコリア層も
1.5±0.4m東上がりに変位することから、伊勢原断層の最新活動時期を延暦・貞観年間のスコリア降灰
(9世紀)以後と推定し、一回前の活動時期を約7千年前以前とした(図6)。
さらに、松田ほか(1988)は、富士宝永スコリア降灰層準に分布高度の差が認められないことから、伊勢原断
層の最新活動時期を富士宝永スコリア降灰(西暦1707年)以前と推定した。
ただし、松田ほか(1988)によって延暦・貞観年間に降灰したとされたスコリア層は、粒子の特徴や、延暦・貞観
噴火時におけるテフラの降灰範囲に関する再検討結果から、延暦・貞観テフラとは異なるスコリアであると判断
されている(小山, 1999)。さらに、小山(1999)では、本スコリア層直下の14C年代測定結果(松田ほか,
1988)を基に、本スコリア層の堆積年代を推定した(5-7世紀:スコリア層直下の14C年代値を暦年補正した
値)。この解釈に基づくと、伊勢原断層の最新活動時期は5世紀以後、18世紀初頭以前となる可能性がある。


② 北金目地点

神奈川県(1996)は、伊勢原断層南端部の平塚市北金目でトレンチと群列ボーリングコアとの対比を行い、安定水域下で水平に堆積したと推定される白色火山灰層(TF)やS-24-5スコリア層に平均75cm程度の高度差を認め、これを本断層の活動による変位と推定した。そして、本断層の最新活動時期をS-24-5スコリア層が堆積した4-6世紀(スコリア層直上の泥炭層の14C年代値を暦年補正した値)以後とした。
なお、神奈川県(1996)は、トレンチの壁面上で富士宝永スコリア降灰層準に変形が認められなかったことから、本スコリア降灰以後に地震活動は生じていないとした。しかし、伊勢原断層の活動に伴う変位が推定される地点は本トレンチより数10m程度西方に位置し、トレンチでは本断層の活動に伴う変位はほとんど確認されていないことから、ここでは富士宝永テフラ降灰以降の変位の有無については言及することができない。

以上の検討結果に基づくと、本断層の最新活動時期は、5世紀以後18世紀初頭以前であった可能性がある。
また、1回前の活動は約7千年前以前であった可能性がある。
なお、神奈川県(1996)は、伊勢原断層中部の伊勢原市日向で実施したトレンチ調査において、泥炭層-黒色
土層が西側に9°程度傾斜した構造、ならびにその上位のスコリア層が1-4°程度傾斜した構造を断層運動に
よる地層の傾動と推定した。しかし、この程度の傾斜は堆積構造とも捉えることができること、またスコリア層に
関しては、トレンチの南北両壁面でその傾斜が異なること等から、これらを断層活動による変形と断定することは
できない。


(4) 活動間隔

伊勢原断層では、中央付近の平均上下変位速度が約0.3-0.4m/千年と推定され、上記の経験式を用いると1回の活動に伴う上下変位量が1.7mと計算されることから、本断層の平均活動間隔は4千-6千年程度となる。また、伊勢原断層の南部において得られた平均上下変位速度(0.25m/千年程度)と1回の活動に伴う上下変位量(1.5m程度)を用いると、平均活動間隔は6千年程度と計算される。両結果に基づくと、伊勢原断層の平均活動間隔は4千-6千年程度の可能性がある。
なお、平塚市赤坂地点で実施された群列ボーリングの解析結果(松田ほか, 1988)及びスコリア層の年代の再検討結果(小山, 1999)では、本断層の最新活動時期は5世紀以後、18世紀初頭以前、1つ前の活動時期は7千年前より以前の可能性があるとしている。これに基づくと、最新活動時期と1つ前の活動時期との間隔は5千4百年程度以上となる。

(5)活動区間

伊勢原断層では、構成する断層がほぼ連続的に分布することから、松田(1990)の基準に基づけば、全体が1
つの区間として活動したと推定される。

(6)測地観測結果

1985年からの約10年間の測地観測結果では北西-南東方向の縮みが見られる。最近5年間のGPS観測結
果でも北西-南東方向の縮みが見られる。

(7)地震観測結果

伊勢原断層周辺では最近6年間で地殻内の地震はほとんど発生していない。このため、地震発生層の下限の
深さは、本断層付近におけるフィリピン海プレートの上面の深さに基づいて約15kmと推定した。
なお、本断層周辺ではフィリピン海プレートの沈み込みに伴う地震が多く、これらの地震の発震機構の圧力軸は
フィリピン海プレートの進行方向とほぼ一致する。

2.3 伊勢原断層の将来の活動

(1)活動区間と活動時の地震の規模

伊勢原断層は、断層全体が1つの活動区間として同時に活動する可能性がある。断層の長さが約21kmである
ことから、前述の経験式(1)を用いて、発生する地震の規模はマグニチュード7.0程度と求められる。
また、その際、断層近傍の地表面では東側が西側に対して相対的に2m程度高まる段差や撓みが生じる可能性
がある。

(2)地震発生の可能性

伊勢原断層全体が同時に活動する場合と、過去の活動に基づく平均活動間隔が概ね4千-6千年程度で、最新
活動時期が5世紀以後、18世紀初頭以前と求められていることから、平均活動間隔に対する現在における地震
後経過率は0.05-0.4となる。地震調査研究推進本部地震調査委員会(2001)に示された手法(BPT分布
モデル、α=0.24)によると、今後30年以内、50年以内、100年以内、300年以内の地震発生確率は、それ
ぞれ、ほぼ0%-0.002%、ほぼ0%-0.004%、ほぼ0%-0.01%、ほぼ0%-0.1%である。
また、現在までの集積確率はほぼ0%-0.006%となる。

図1 伊勢原断層の概略位置図
図2 伊勢原断層の活断層位置と主な調査地点
図3 大深度反射法探査断面図 (S-1測線:伊勢原市日向-厚木市岡田) (神奈川県(1996)) 
図4 推定地質断面(伊勢原市宮下) (高田ほか(2003)) 
図5 ボーリング柱状図(伊勢原市宮下) (高田ほか(2003)を一部修正)
図6 赤坂地点の群列ボーリング(Y,W,X,Z孔)の層相と対比結果 (松田ほか(1988)に一部加筆)



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