福島 原子力発電所事故による汚染まとめ

こんな状態になっても原子力発電を続けますか? 地震、原発事故、TPP等 情報追いかけ 

10月27日のフジテレビ「とくダネ!」 TPPについて解説 文字おこし
 
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原発 どう子供達に教えてきたのか?
終わらない悪夢1-7放射性廃棄物はどこへ
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20111216 [1/2]たね蒔き「海からみた原発の危険(1)いま何が起きているのか」
20111216 [2/2]たね蒔き「海からみた原発の危険(1)いま何が起きているのか」
Inside report of Fukushima Plant Worker - Press Conference(English translator)
pt1上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt2上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt3上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt4上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt5上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt6上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
ラスト上杉隆氏 福島原発の「工程表」を徹底検証
pt1 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
pt2 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
pt3 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
pt4 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
pt5 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
pt6 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
ラスト 【上杉隆氏】原発設計者 上原春男氏共同インタビュー
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10月27日のフジテレビ「とくダネ!」 TPPについて解説 文字おこし 



中野:国論を二分する事態になってきました、TPPの交渉参加
問題。この問題点を考えます。

榎並:東京のど真ん中をトラクターが走っています。
いや、すごい光景ですね、これ。

東京・銀座を走る農業用トラクター。幟には「TPP交渉参加、
断固反対」の文字。TPP・環太平洋経済連携協定とはアメリカや
オーストラリアなど9ヶ国が工業製品や農産物などの関税を原則0に
し、貿易の自由化を目指す枠組みのこと。政府与党は来月12日から
始まる。 

APECの前までに、TPP交渉に参加するかしないかの決断を迫られて
いる。
TPPによる影響が避けられない国内の農業や林業・水産業の団体など
は、昨日3000人規模の決起集会を開き、交渉反対の狼煙を上げた。
国民新党・亀井代表:評判のあまり良くない亀井静香であります。 
....ここで(判断を)間違えれば、この日本にはドジョウ一匹住まなくな
る。

榎並: 各党の議員が鉢巻き姿で並んでいるんですが、民主党の郡司
議員だけ鉢巻きをしてないんですよね。
野田総理がTPP推進の姿勢を打ち出しているため、郡司彰・元農水副
大臣は壇上に登ると「私どもも(皆さんの声を)しっかり受け止めてまい
ります」 TPP推進派も声を上げた。

東大・伊藤元重教授:国を開くことをやめるという選択をして...残念な
がら、繁栄した事例は、少なくとも私の知る限りはない...

都内のホテルに経済界などから賛成派およそ400人が集結。
交渉への早期参加を求める決議を採択した。 
ではTPPの枠組みに入ると、消費者にはどんな影響が出るのか?
例えば580円で販売されているアメリカ産のこの牛肉。
38.5%の関税がなくなれば、およそ419円になる。

コメの関税は778%。例えば販売価格が3000円のカリフォルニア米
の場合、関税が撤廃されれば、ほぼ9分の1のおよそ342円になる。
農家の人たちは戸惑いを隠せない。

富山の農家:アメリカからの米に対する価格の面で、たぶん国内産の
米は太刀打ちできないと思います。

福島の米農家:息子・孫たちに安心して稲作をやれって、言えない時代
になっちゃうんじゃないかと...

国の行く末を左右するTPPへの交渉参加。
野田総理はどんな決断を下すのか?

小倉:まあ非常に難しい問題で、皆さんもそれぞれお考えがあると思い
ますが...お客様をご紹介しましょう。

中野:日本のTPP交渉参加に反対を唱えている、京都大学大学院の
准教授・中野剛志さんです。よろしくおねがいします。

中野准教授:よろしくお願いします。


中野:そしてフジテレビ解説委員の安倍宏行さんです。
よろしくお願いします。
安倍:よろしくお願いします。
小倉:中野さん、TPPに反対されている理由をひとことで...
簡単に言うのは難しいかもしれませんが、どういうところで?


中野准教授:最大の問題は、国民にとってほとんどメリットがなくて...
「メリットがある」と言われていることは、全部嘘っぱちで...
デメリットがたくさんあって、しかも農業だけじゃなくて食の安全とか
雇用とか環境とかいろいろあるにもかかわらず、それについてマスコミ
が全く報道していないことにありますので...


最大の問題はマスメディアですね。

小倉:そうですか。デメリットばかりだということ....。 
安倍さん、そのTPPに参加するという人も大勢いるわけですが、
その意見の根拠はどこにあると思いますか?

安倍:先ほど東大の伊藤先生がおっしゃってましたけど、彼らの主張と
いうのは「TPPを結ぶことによって、日本の貿易が増えるんだ」という風に彼らは
言ってます。それによって
「TPPという国際的な貿易のルール交渉に乗らなきゃいけないんだ」

安倍:「乗らないと日本の主張もすることができないんだ」ということで、
乗り遅れてしまう。いわゆる“バスに乗り遅れる論”というのがあるんで
すけれども。それを前面に出して「推進しなければいけない」こう言って
ますね。

小倉:笠井君、じゃTPPとは何ぞや。
笠井:TPPというのは太平洋をとりまく9つの国が、アメリカ・ペルー・
チリ・ニュージーランド・オーストラリア・ブルネイ・シンガポール・
マレーシア・ベトナム、ここが自由な貿易によって経済を活性化させて
いこうという新しい取り決めを決めていこうという中でここに日本も参加
しませんか?という話なわけですね。

さまざまな障害が貿易にはあるんですが、その中の代表的なものが
関税というものです。

例えば日本から海外に物を売る時に(関税がありますので)テレビの
関税が100%だとすると、10万円のテレビが関税を通過することに
よって20万円になるわけです。
ただすべてこれ(関税)を取り払うことができれば、10万円のテレビを
そのままの10万円で輸出できる。となったら、競争力もつくし、物がたく
さん売れるでしょうというのが一つの見方。

ただ一方で安い農産物が入ってくる。
オーストラリアなど本当に大国ですよ。
牛肉ですとかお米ですとか...そういったものが今は関税があるので、
お米は7倍になります、輸入した場合には。
しかし関税を取り払えば、安い牛肉やお米がどんどん入ってくる。
これは消費者にとってはありがたいけれども、農家にとってはとても
大変な事態なんです。

ということでまとめますと、賛成派は「日本の工業製品をとにかく売りた
いんだ」と。
そのためには自由経済・自由な貿易が必要。
だけども反対派は「日本の農業がこれではダメになってしまう。
これは大変な事態ですよ」というような警告を発していて、参加はしない
方がいいと主張しているわけなんですよね。

そこが大きなところなんですが、この反対派の意見に対して当時の
前原大臣は「ちょっとまってください」と

農家の皆さんの気持ちはわかるけれども、日本のGDPにおける第一次
産業の割合は1.5%です。

笠井:その1.5%を守るために、98.5%のかなりの部分が犠牲になっ
ているのではないか。
物を売っていくということは重要ですよというような話をしている。
これにおきまして、経済産業省はいいデータを出します。

農林水産省は悪いデータを出してきます。
省庁が割れてますのでとても我々も判断しづらい。
ということで、つい先日25日になりますけれども、内閣府が
「じゃあ、まとめましょう」とデータを出してきたのが、
「TPPに参加すればGDPが2.7兆円ですが増えますよ」と、おととい
発表されました。

小倉:中野さん、この話を聞いてまず最初にわからなかったのは、
なんで環太平洋パートナーシップって、環太平洋の国だけの話になっ
ているんですか?

中野准教授:それはもう環太平洋というか、これはもう実質的に環太平
洋じゃなくて、アメリカがメインなんですよ。
TPP交渉参加国が9ヶ国あって、それに日本を加えて経済規模・GDP
で見ると、7割がアメリカで2割が日本なんですね。
だから環太平洋というのは嘘っぱちでアジアの成長を取り込むなんて
言われてますけれども、アジアなんかないんですよ。

それがTPPの本質を示していますね。
さっき第一次産業が1.5%で、残りが犠牲になっていいのかという発言
があったんですけど、あれは去年ですけれども、じゃあいいんですかと。
東北の被災地の一次産業は、たぶん0.5%ぐらいですよね。
ああそうですか、残りの99.5%(の方)がいいんですね。
犠牲にするんですね。

東北の被災地の一次産業は犠牲にするんだ。
スゲーな、最低だよ、日本人って。そういうことですよ。

笠井:ただ、これを前原大臣が発言したのは外務大臣当時ですので、
震災の前・・・

中野准教授:震災の後は?撤回したんですか?
撤回してないじゃないか! それから、さっきあなたの解説であった

関税ですけど、アメリカの自動車の関税って何%だかご存知ですか?
2.5%ですよ。テレビは5%ですよ。
しかもいま円高だからといわれて海外に工場が移転するといわれてい
るんですよね。

すでにアメリカに工場があるんですよ。6~8割がアメリカに工場がある。
つまり関税の向こう側に工場があるんで、関税の撤廃の効果なんてな
いんです。


小倉:もう、いまやすでにないと。
中野准教授:もうすでに自由貿易なんですよ。

安倍:日本はかなり関税が低くて、開かれているんですよ。
ですから中野先生がおっしゃる通りで、さっき(GDPを)2.7兆円押し上
げるという数字がありましたけれども、2.7兆円、「えっ」と思うかもしれ
ませんがGDPベースで見ると、日本のGDPは530兆ぐらいですか、
0.54%でしかないんですよ。
それはとりもなおさず政府が「TPPに入ったからといって、そんなに輸
出が増えるわけではない」と認めているわけですよね。


中野准教授:ついでにさっきの2.7兆円のGDPの効果って、去年も
同じようなことが言われてましたけど、確認した方がいいですよ。
これ10年間の累積ですからね。そうでしょう。
どこにも10年間って書いてないじゃないか!

安倍:そうです。単年度で見ると、もっと少なくなると言うんですよ。
だから要諦は、さっき僕も言いましたが、この交渉に乗ることによって
国際的な貿易の枠組みに日本が入らなきゃいけないんじゃないかとい
う。その点はどうなんですか?

中野准教授:それは根本的な間違いですよ。
だって、国際的って言ったってこれはアメリカしかないいんだ。

笠井:アメリカに関税撤廃によって物が売れていくという想定はできない
んですか?

中野准教授:できません。どうしてかって言うと、アメリカは輸出倍増戦
略を国是として掲げて、「輸入を増やさない、輸出を伸ばす」と言ってる
んですよ。
だから、いま円高なんじゃないですか。円高だったら輸出できませよ。
しかも、アメリカは輸出倍増戦略でアメリカの輸出先はどこですか?

中野准教授:日本しかないんですよ。日本の市場を獲るという話なんで
すよ。
どうやって獲るのか。日本の制度・ルールを改革と称してアメリカに
有利なように変えさせるためですよ。時間があれば申し上げますけれど
も、実際そういう事例はあるんです。 

中野准教授:米韓FTA、米韓が自由貿易協定を合意したと言われてま
すよね。
その結果、日本のTPP推進論者はみんなうらやましがって日本もだと
言ってますけれども。
韓国がどんな酷い目にあったのか、それを知ってほしいんですね。
韓国はたしかにアメリカの関税を撤廃してもらいましたが日本と同じで
現地生産をやってるから、意味がないんですよ。その代わりに、
何を失ったか。米の自由化は阻止したけど、あとは全部自由化ですよ。

米の自由化についても、アメリカは「これから要求していく」と言っていま
す。それだけじゃないんですね、農協・漁協の共済、郵便局の保険サー
ビス。これは3年以内に解体。
で、アメリカの保険会社が入れるようになったんですよ。
それから自動車の排ガス規制・安全基準、それから自動車の税制
これは全部アメリカに有利になるように変更させられるようになった。
知的財産権制度もアメリカの要求を丸呑み。

中野准教授:医療については韓国政府が決定した薬の価格について、
アメリカの製薬会社が安すぎるといった不服がある場合には韓国政府
に見直しを(要求)することができる。ついでにテレビについても申し上げ
ておきますが、放送法の外資規制は緩和になりました。

中野准教授:すなわち韓国は自分たちの健康や環境や安全を、自分た
ちで決められなくなったんですね。
アメリカの大統領は一般教書演説で米韓FTAによって、アメリカの雇用
が7万人増えたと凱歌をあげたんだけれども、どういう意味かというと、
韓国の雇用が7万人奪われたということなんです。

ついでに言うと、韓国に対してアメリカがやったことと同じ要求を、
すでにアメリカは日本に対して言ってるんですよ。

笠井:先生、今の韓国とアメリカの2国間協定の自由化という取り決め
がありましたけれども、今回は9つの・・・日本が参加すると10の国々
との取り決めをしようというようなことで、また少し違ってくるのかなという
印象もあるんですが。
ひとつご紹介したいのは、去年11月APEC横浜での演説の時に、
オバマ大統領はこのTPPというものを意識してこういった話をしていま
す。
「この地域(主に日本)への輸出を増やすことに、アメリカは大きな機会
を見いだしている。今後はどの国もアメリカへの輸出が、繁栄への道だ
と思うべきではない。」と。

笠井:つまり、「日本の皆さん(アメリカは)輸出はしますけど、アメリカに
輸出できると思わないで下さい」というようなことを言っていて・・・

小倉:それは今、中野さんがおっしゃって・・・
笠井:そうなんですよ。ですから、こういったことが、韓国とアメリカの
交渉でアメリカが勝ったと、いま先生がおっしゃいましたけど、この環太
平洋の多国間の間で、(規模が)突出したアメリカだけが有利になること
が決まっていくのかなという印象が・・・疑問が・・・

中野准教授:決まっていきますね。どうしてかというと、この諸国の
中で、日本のように工業製品を輸出して農業とかが弱い国があるんで
すか?
他の国はみんな工業製品じゃなくて農産物か一次産品、つまりエネル
ギー資源とかの輸出国なんですよ。
日本と同じような条件の国はないんですよ。
しかもアメリカが圧倒的にデカいじゃないですか。
こんなもの、どう考えたってアメリカの有利なように進むに決まってます
よ。


笠井:そこでもうひとつ、このTPPなんですけれども、実は車やテレビだ
けではございません。
とにかくたくさんの、あらゆると言っていいぐらい広いところで自由な
貿易・自由な人の動き・お金の動きを実現化していこうという自由経済を
目指していて、さまざまなものが、この交渉にあがっていると今、言われ
ております。
そうした中で実際に、日本がこのTPPに参加して交渉に入った場合、
こういった話になってくるのではないかと。

自由に貿易をするのであれば、輸入牛肉、日本はBSEの関係で
(基準が)大変厳しいですが、自由にやるんですから、安全基準を海外
並みに一緒にしましょうよと、引き下げられる可能性があるという話。
もう一つは、遺伝子組み換え食品。
海外では一般的になっているところも、日本はまだまだハードルが高い
ところもあります。
これも自由貿易なんだから、「自由に輸入できるようにして下さい」と
言われる可能性がある。
そして金融サービスも郵貯銀行や簡保など郵政民営化で
「巨大な金融機関があって、海外から参入できないので、何とかして下
さい」と言われる可能性もある。

ただ、これに関しては郵貯の大きさに困っている日本の企業もあると
思いますから、ありがたいことかもしれませんけども。
となると、こういったことが話し合われるのかなと思いきや、実はこういっ
たことが、安倍さん、交渉になるかどうかもよくわからないんですって?


安倍:それは日本は交渉のテーブルについてませんから。
特にこの郵貯・簡保のお金をアメリカが狙ってるんじゃないかという議論
については、政府側の説明はですよ、
「そういうことは議論にのぼりませんから」とか混合診療の話なんかも
「それも議題にのぼりません」と


中野准教授:それは日本が入ってねえから議題にのぼってないんです
よ。

安倍:とかいうことを言うんですよ。それはね、わかんないんですよね。

笠井:そこで、これですよ。今のニュースはTPPに参加するかしないか
の前段階で、11月のAPECに日本は交渉のテーブルにつくのかつか
ないのかというのが、今の一番のニュースです。
ですから賛成派は、「とにかくテーブルにつきましょう。そうすれば、こう
いうことも交渉に入ってるのか入ってないのかわかるし。
それから、もし国益が損なわれるんだったら、そのテーブルから離れれ
ばいじゃありませんか」というのが賛成派の意見。


中野准教授:馬鹿馬鹿しい。

笠井:しかし反対派の意見は
「とにかく、交渉に入ってはいけないのであります」と。
「交渉に入ってテーブルについたら、もうそれで話は決まってしまいます
よ」ということで、ここで今、交渉に入るか入らないかで揉めている段階
です。


山口:どういう姿勢で交渉しようとしているか、政府の姿勢が見えないん
ですよ。
さっきのような保険なんかが本当のとこの狙い目ですから。
我々は医療の制度やなんか、世界最高といわれている制度がどうなっ
ていくのかという大きな問題でしょ。
こういう問題が出てきたら「我々はこういう風に交渉します」と政府が
はっきり言えばいいんだけど、「どうもそういうのは交渉のテーブルに乗
らなさそうだ」と言われても、「乗ったらどうするんだ」ということをみんな
は心配するんで。

そこの姿勢をはっきりしないうちは交渉に乗るべきじゃないという意見が
強くなるのは、僕はやむを得ないことだと思いますね。


中野准教授:先生その通りで、しかも交渉参加というのは国際常識では
婚約なんですよ。
参加が結婚で、交渉参加っていうのは参加を前提にしたお付き合いな
んですね。
それで婚約を破棄するとどうなるかというと、日米関係はグチャグチャに
なりますよ。
世界中から信頼を失う。したがって、一旦交渉に参加したら、形式的に
は出れるんだけれども、実質上、国際政治上、出れなくなるんですよ。


そんなことは国際常識で、玄葉外相はだからそうおっしゃったんですね。
そんな簡単に抜けられるもんじゃありませんよ。
何の情報もないのに入るんですか?


山口:なんか農業問題ばかりに矮小化しちゃってるよね、議論が。
もっと・・・


安倍:それ以外の方がデカいんですよね。
ただ、TPP加入を仮に決めたときとか、関税撤廃協定なんかは国会で
批准ですよね。
だから「最終的には国会が同意しなければいい」ということを言う人も
いるわけですよね。


中野准教授:だから、それをやると「日米関係がグチャグチャになるんで
すけど、いいんですか?」という話でしょう。


山口:いつも国際公約とか言われて、しょうがなくて行っちゃうので、
やっぱり先にちゃんと議論する時間と議論の雰囲気を作ってもらわない
といけない


安倍:議論があまりにも短すぎる。
一応APECに野田さんが行くのは11月10日の夜と言われているの
で、あと2週間あるから、まだ党内の議論も進んでないんですよ。
反対派も一応「反対派です」と言ってる人たちが200人ぐらいいるとい
われている中で党内の議論すらまだ始まっていないところに大きな
問題があるんですね。
アメリカのこういう要求ってのは94年から年次改革要望要求書という
こんな分厚いのが、毎年アメリカから出てるんですよ。
一連のそういうのの流れなわけで逆に言うと、中野さんが腹立たしく
思われているように、日本政府が弱腰でアメリカの言うなりになるんじゃ
なくて、むしろそこは霞が関に奮起してもらって、こういったものに仮に
組み込まれていくんであれば、日本の要求を堂々と主張していかなけ
ればいけないんだと。


山口:日本政府に対する不信感なんですよ、要するに。
ちゃんとやってくれるだろうかという不信感があるんですね。


小倉:今のお話を聞いていると、TPPに関しては全くその、マイナスの
ものしかないという感じに聞こえるんですが、それなのになんで政府
は、安倍さん、TPPの方に目を向けるわけですか?


安倍:ひとつには、オバマ大統領がいま選挙を控えていて、苦境に陥っ
ているわけですよ。
そういう中で、日本は普天間という日米関係でのどに刺さった骨のよう
なものがある。
そういう中で、「せめてもAPECの場所でオバマさんに花を持たせたい」
ということが先にあって、真っ先に言っちゃったわけですよ。
国内の議論が全く進んでない中で、野田さんが「ハイ」と手を上げて、
「TPPやります」と前のめりになってしまったことに問題がある。

だから逆に言うと、野田さんがこれを先延ばしするという選択幅もすごく
小さいわけですよ。もしそれをやったらですよ、中野さんの言うように
日米関係にも影響があるし、逆に言うと、自分の党内への影響力という
かそういったものにも影響してきますよね。
だからそういう意味では、さっきの繰り返しになりますけれども、党内を
きちんとまとめ、基盤をしっかりとして、そして国民にも
「こういうことのために、TPPに参加するんだよ」という説明を尽くさない
限り、これは禍根を残すと思いますね。


小倉:まあ、いろんな意味で議論の余地はたくさんありそうです。
これだけでは時間がちょっと足りませんけども。
中野さん、どうもありがとうございました。

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